今シーズンからSG SNOWBOARDSにお世話になっています鈴木湧也です!山梨生まれの山梨育ちの田舎もんですがどうぞよろしくお願いします。保育園の時にスノーボードを始めて検定を取ったり、テク選に出たりしながらスノーボードを続けてました。5年前にレースを始めてから、今は大学通いながらレース一筋で頑張ってます。
さて、今回のテーマである「今思うこと考えること」ですが、自分の場合は「今の環境のありがたさ」です。これは昨シーズン、初めての経験をたくさんした時から強く感じていたことです。そんなこと当たり前だろと思われるかもしれませんが、正直今まではこんな風に何かにありがたいなんて思うことがありませんでした。スノーボードもちっちゃい時から普通にできるのが当たり前だったし、誰かが教えてくれるのが当たり前になってしまっていました。
そんなハングリー精神のかけらもなかった自分ですが、昨シーズンはいろいろな方のおかげでいろいろな経験ができ、今までにない変化の中で少しは成長できたと思います。
特に感じた2つの事についてお伝えしたいと思います。

昨シーズンはとにかく変化が多いシーズンでした。
まずは道具です。ボードもそうですがブーツ・プレート・ビンディング、すべての道具を変えました。変えてみたら自分が今までやっていたスノーボードの感覚とは全く違いました。
まるで違うスポーツかと思うくらい違いました。もちろん今まで使っていた道具が悪いということではないです。ただ、いままで出来なかったことができるようになったり、それまでとは違う新たな感覚でスノーボードを楽しめるのはとても新鮮でした。
ですが、変える前まではとても抵抗がありました。
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アルペンを始めた時から使い続けていた道具もあったので、変えるという考えが全くありませんでした。新しい道具を提供してくださったメーカーさんや自分に決心させてくれた方々にはとても感謝しています。そして、今まで道具のサポートをしてくださっていたメーカーの皆さんにも本当に感謝しています。
メーカーの方々は自分の選手としての将来を考え、道具を変えることを快諾していただき、さらに応援してくれました。
自分が常にいい環境で練習できるのは、こういた方々のおかげだとこの時に初めて思いました。

昨シーズンは初めて一人で海外遠征に行って、大会に出ながらスイスチームの練習に何日か混ぜてもらっていました。
これは本当にさみしかったです!笑
一人で飛行機に乗って、車を運転して知らない土地に行き、知らない人たちと、知らない言葉で話す。特に運転は大変でした。ヨーロッパは本当に広くて何回も5時間以上のドライブをしました。悪く聞こえるかもしれませんが、自分にとっては最高の経験ができたと思っています。自分の未熟なところを、実感できました。それにスイスチームのコーチや選手は、練習後のトレーニングや食事まで面倒を見てくれて、本当によくしてくれました。
それと同時に普段の日本チームでの遠征でコーチとチームメイトにどれだけ助けられていたのかも気づきました。
遠征中に移動もサポートしてもらえて、いつでも日本語で会話できるのは当たり前と思ってはいけないことでした。
このRider’s identityを書くにあたっていろいろ考えましたが結局、今の自分にできることは選手として強くなり、お世話になった方々にその成長を見せ続けることだと感じています。
自分にできることを最大限やって、強い選手になっていこうと思います!
これからも応援よろしくお願いします。
鈴木湧也
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